UNIX のコマンド:ftpコマンドのバッチ処理
技術ドキュメント目次 -> UNIX のコマンド -> ftpコマンドのバッチ処理本技術ドキュメントは、2002~2004年頃に作成したものが多いです。
内容が古くなっていることもあるかと思いますが、ご了承ください。
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◆ はじめに
ftp コマンドは、(言わずと知れたことですが)多くのUnix系OSに標準でインストールされている、
FTPのクライアントプログラムです。
$ ftp 192.168.1.1
等と入力することで、
FTPを行うことができますが、
その際、作業の内容(ID/PW の入力や、getやputするファイルの指定)を、
すべてコマンドラインから入力する必要があります。
ただし、下記のような方法で、
コマンドラインからの入力の必要がない FTPを行うこともできます。
例えば、バックアップなどの目的で、
毎晩 3:00 にあるマシンからファイルをFTPで取得したい、
といったようなときに、crontabなどに登録しておくことができ便利です。
◆ 設定方法
下記のような FTPの設定ファイルを ftp.cfg という名前で作成します。
open 192.168.1.1 user (ID) (PW) bin get (getしたいファイルのファイル名-1) get (getしたいファイルのファイル名-2) get (getしたいファイルのファイル名-3) close bye |
その後、
次のようなコマンドを実行すると、
コマンドラインから対話的に入力を行うことなく、FTPを行うことができます。
(FTPの各命令を設定ファイルから読み込みます)
$ ftp -i -n < ./ftp.cfg |
crontab で実行するときなど、
ftp コマンドの標準出力が必要ではない時には、
次のように標準出力を /dev/null に捨てるのも有効かもしれません。
## 毎日3:00amに自動FTPするcrontabの設定例 0 3 * * * ftp -i -n < ./ftp.cfg |
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