システム運用TIPS:MRTGインストール
技術ドキュメント目次 -> システム運用TIPS -> MRTGインストール本技術ドキュメントは、2002~2004年頃に作成したものが多いです。
内容が古くなっていることもあるかと思いますが、ご了承ください。
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MRTG は、SNMP を使用してルータなどのネットワーク機器を流れる
トラフィックをグラフ表示して集計を行うことのできるツールです。
インストール方法をまとめておきます。
なお、
以下のドキュメントは結構古いバージョンのMRTGを対象にしていますので、
最新のソースのものでは、構築方法が異なっている可能性があります。
◆ gd のライブラリ・ヘッダファイルをインストール
mrtg をコンパイルするためには、gdのライブラリとヘッダファイルが必要になりますので、
次のようにしてインストールします。
なお、gdのバージョンは1.3(かなり古いはずです)を使用しました。
gd1.3.tar.gz を展開してできたディレクトリに cdする。 $ make # cp -p ./libgd.a /usr/local/lib # mkdir /usr/local/include/gd/ # cp -p ./*.h /usr/local/include/gd/ |
◆ mrtg のインストール
Makefile を以下の3個所編集します。
GD_INCLUDE=/usr/local/include/gd GD_LIB=/usr/local/lib PERL=/usr/local/bin/perl |
インストール方法は次のようになります。
$ make rateup $ make substitute # mkdir /usr/local/mrtg # cp -p BER.pm SNMP_Session.pm cfgmaker convert indexmaker mrtg rateup /usr/local/mrtg/ |
◆ mrtg の設定
まず、次のように mrtg のwebディレクトリを作成します。
$ mkdir /usr/local/apache/htdocs/mrtg |
そして、次のようにして192.168.1.254(ルータ機器のIPアドレス)の
public コミュニティのSNMP情報を得るための、設定ファイルを作成します。
$ cd /usr/local/mrtg $ ./cfgmaker public@192.168.1.254 >mrtg.cfg |
その後、mrtg.cfg に次の行を書き加えます。
(webデータ用ディレクトリの指定と、
グラフが右から成長する(見やすい)という指定を加えています)
WorkDir: /usr/local/apache/htdocs/mrtg Options[192.168.1.254.2]: growright Options[192.168.1.254.3]: growright Options[192.168.1.254.4]: growright Options[192.168.1.254.5]: growright |
上記までの準備が終了したら、
次の、コマンドを実行してデータを生成します。
$/usr/local/mrtg/mrtg ./mrtg.cfg $/usr/local/mrtg/indexmaker ./mrtg.cfg title \ > /usr/local/apache/htdocs/mrtg/ |
その後、
crontab の設定に以下のエントリーを加えることで、
ルータの情報が 10分おきに更新されるようになります。
*/10 * * * * /usr/local/mrtg/mrtg /usr/local/mrtg/mrtg.cfg 2>1& |
以上で終了です。
http://(作業をしたマシンのIPアドレス)/mrtg/
にアクセスすることで、
MRTGによる使用率のグラフ表示などが確認できます。
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