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システム運用TIPS:ddコマンドでハードディスクの複製作成

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本技術ドキュメントは、2002~2004年頃に作成したものが多いです。
内容が古くなっていることもあるかと思いますが、ご了承ください。

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◆ ddコマンドについて

ddコマンドは、
ハードディスク上のファイルシステムを意識することなく、
直接デバイスに対する入出力を行うことのできるコマンドになります。

ここでは、ddコマンドを使用して、ハードディスクの複製を作成する方法について解説します。

同じハードウェアで同じOS環境といったマシンを、
複数台並べて運用するときに、1台1台いちいちOSのインストール(およびパッチあて)を
行うのはちょっと手間がかかるので、そのような場合にこのようにしてHDDのコピーをとる
のもいいかもしれません。

◆ ddコマンドでハードディスクの完全消去の方法

●1.

まず
CD-ROMもしくは、FDDから起動可能な Linux を用意します。

(CD-ROMから起動可能なLinuxのディストリビューションや、
 ブート&ルートFDDなどを用意します。)

●2.

次に、
コピー元になるハードディスクと全く同じサイズのハードディスクを用意します。
できれば、同じ会社から出でいる同じ型番のHDDを用意するのが、余計なこと
で悩まなくていいのでいいかと思います。

●3.

マシンの電源を落とし、
コピー元とコピー先のハードディスクをマシンに接続してから、
1. で用意したCD-ROMなどによってLinuxを起動します。

(ここでは IDE のプライマリマスターのHDDを元に、
  IDE のセカンダリマスターのHDDに複製をとる想定で解説をすすめます。)

●4.

Linuxの起動後に、次のコマンドを入力することで、
HDDの複製を作成することが可能になります。

#dd if=/dev/hda of=/dev/hdc


以上で、HDDコピーの作業は終了になります。

●注意点

上記の手順でHDDを複製すると、
パティションのきり方なども全く同じディスクができあがります。

パティションのきり方をコピー先ディスクとコピー元ディスクで変更したい場合
など(HDDの要領が足りなくなってきたので、より大きなHDDにOS環境を
引越しさせたい場合など)には、dump と restore などのコマンドを使用して、
データの引越しを行うことをオススメいたします。



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