Linux:rootログインの制御(/etc/securetty)
技術ドキュメント目次 -> Linux -> rootログインの制御(/etc/securetty)本技術ドキュメントは、2002~2004年頃に作成したものが多いです。
内容が古くなっていることもあるかと思いますが、ご了承ください。
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◆ /etc/securetty についてはじめに
RedHat系のLinux(他の系統のLinuxでもそうかもしれません)では、rootユーザーによるログインを許可・禁止することが、
/etc/securetty というファイルの設定を変更することでも実現できます。
※「rootユーザーによるログインを許可・禁止」というのは、
rootユーザーで直接ログインすることについての制御になります。
rootユーザーによるログインが禁止されている環境でも、一般ユーザーでログインした後に、
suコマンドを使ってrootユーザーになることはもちろん可能です。
◆ /etc/securetty に書かれている内容
/etc/securettyファイルの内容を参照すると例えば次のようになっています。
# cat /etc/securetty vc/1 vc/2 vc/3 vc/4 vc/5 vc/6 vc/7 vc/8 vc/9 vc/10 vc/11 tty1 tty2 tty3 tty4 tty5 tty6 tty7 tty8 tty9 tty10 tty11 # |
ここで書かれている内容は、
rootユーザーでログインすることが許可されている端末のデバイス名を、
先頭の /dev/ を省略して1行に1つ書かれています。
◆ /etc/securetty を変更してrootログインを制御する
例えば次のように、/etc/securetty から tty1 tty2 tty3 の3行をコメントアウトすると、ローカルコンソールの tty1 tty2 tty3 からログインできなくなります。
(Alt+F1 と Alt+F2 と Alt+F3 のローカルコンソールではrootログインができなくなりますが、
Alt+F4 を押してからrootログインを試みるとその場合はログインすることができます。)
# tty1 # tty2 # tty3 |
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