ページ更新日:2026/04/23
常時SSL(Always On SSL)とは、Webサイト全ページを https:// でアクセスできるようにすることです。
以前はログインページや決済ページだけHTTPS化する方法もありましたが、現在はすべてのページをHTTPS化することが標準です。
Googleも常時SSLをランキング要因として評価しており、SEO・セキュリティ・ユーザー信頼性のいずれの面からも必須の対応となっています。
すべての通信を暗号化することで、次のようなリスクを低減できます。
ChromeをはじめとするモダンブラウザはHTTPのページに「保護されていない通信」と警告を表示します。
常時SSLにより、ユーザーが警告画面を見る機会をなくし、離脱を防げます。
GoogleはHTTPS化をランキングシグナルの1つとして公式に認めています(2014年〜)。
またHTTP/2やHTTP/3はHTTPSが前提のため、常時SSL化によってページ読み込み速度の向上も期待できます。
HTTPページからHTTPSページへのリンク遷移ではリファラー情報が失われます(ブラウザの仕様)。
自サイトをすべてHTTPSにすることで、アクセス解析ツールでのリファラーが「(direct)/(none)」になる問題を防げます。
Apacheの場合、.htaccess または httpd.conf に以下を記述するとhttp://へのアクセスをhttps://へ転送できます。
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
※ 301リダイレクトにより検索エンジンもhttpsのURLを正規URLとして認識します。
※ Nginxでは server ブロックで return 301 https://$host$request_uri; と記述します。
HSTS を設定すると、ブラウザが以後そのサイトへはHTTPSでのみアクセスするようになります。
リダイレクトよりも対応漏れが起きにくく、初回アクセス後はブラウザ側でHTTPSを強制するため、より安全です。
ただし、一度HSTSを設定するとその解除は困難なため、サイト全体のHTTPS化が完全に完了してから設定することをお勧めします。
HTTPSページにHTTPのリソース(画像・CSS・JavaScriptなど)が混在すると鍵マークが表示されなかったり、コンテンツがブロックされます。
詳しくは 混在コンテンツ(Mixed Content)の解消方法 をご参照ください。