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【SSL証明書】FAQ/情報

BIMIとは?メールにブランドロゴを表示する仕組みとVMC・CMCの違い

ページ更新日:2026/08/22

BIMI(ビミ、Brand Indicators for Message Identification)とは、メール受信者の受信トレイに送信者のブランドロゴを表示できる仕組み(規格)です。
Gmail・Apple Mail・Yahoo! Mail(米国)など主要メールクライアントで対応が進んでおり、フィッシング対策とブランド浸透の両面で注目されています。

3行でわかる BIMI
  • 何ができる? — 受信トレイの送信者名の横に、自社のロゴが表示されます。Gmail では青い「認証済み」チェックマークも付きます。
  • 何が必要? — ①DMARC を p=quarantine または p=reject で運用していること ②SVG Tiny P/S 形式のロゴBIMI の DNSレコードの3点が土台です。DMARC が p=none のままではロゴは表示されません。
  • 証明書は必ず要る? — BIMI の仕様上、マーク証明書は任意です。ただしGmail と Apple Mail は証明書を必須としており(Gmail は VMC / CMC のどちらでも可、Apple Mail の CMC 対応は公開情報に明示なし)、日本のビジネス利用ではこの2つが事実上の前提になるため、実質的には証明書が必要とお考えください。証明書なしでも表示する Yahoo! Mail(米国)・Fastmail のような事業者もあります。
  • 商標登録がなくても? — できます。商標登録済みなら VMC、商標登録がなくても1年以上継続使用しているロゴなら CMC で表示できます(青チェックは VMC のみ)。

自社ドメインが今どこまで BIMI の要件を満たしているかは、 無料の BIMI / VMC・CMC 設定チェックツール で確認できます(ドメインを入力するだけで、BIMIレコード・DMARC・SVGロゴ・証明書まで実際に取得して検証し、準備度を100点満点のスコアと優先アクションで表示します)。

BIMIとVMC・CMCの関係

BIMI の仕様(IETF ドラフト)では、BIMIレコードのうちロゴの場所を指す l= は必須ですが、 証明書の場所を指す a=任意(OPTIONAL)です。証明書を付けない「自己申告型(self-asserted)」の BIMI も仕様上は正規の形です。
ただし、受信側がそれを表示するかは受信事業者の裁量です。 Gmail は VMC または CMC を必須とし、Apple Mail も「BIMI Evidence Document(例:VMC)の検証」を表示条件としています (Apple が CMC を受け入れるかは Apple の公開情報では明示されていません)。 日本のビジネス利用ではこの2つが事実上の前提になるため、実務上は「マーク証明書を取得して初めてロゴが表示される」と考えて差し支えありません
VMC(Verified Mark Certificate、認証マーク証明書)は商標登録済みのロゴを審査・認証して発行され、Gmail が「認証済み」の青色チェックマークを表示すると明記しているのはこの VMC の場合です。 商標登録がない場合は、1年以上継続使用しているロゴで取得できるCMC(Common Mark Certificate、コモンマーク証明書)でもロゴ表示が可能です(CMC で青チェックが表示されるという記載は Google にはありません)。 いずれも BIMI の DNS レコードに公開することでロゴ表示が有効になります。

用語 説明
BIMI メール受信者の受信トレイに送信者ロゴを表示するための業界標準規格
VMC BIMI対応の認証済みロゴを保証する証明書(認証局が商標登録を確認して発行)。Gmailで青色「認証済み」チェックマークが表示される
CMC 商標登録がなくても、1年以上継続使用しているロゴ(継続使用マーク)等で取得できるBIMI用証明書。ロゴのみ表示され、CMC で青チェックが表示されるという記載は Google の公開情報にはありません。Gmail が CMC を受け入れることは Google が明記しています(Apple が CMC を受け入れるかは Apple の公開情報では明示されていません)
DMARC なりすましメール対策の認証プロトコル。BIMIの必須要件
SVGロゴ SVG Tiny P/S形式に準拠したブランドロゴ。VMC審査・BIMI表示に使用

VMCとCMCの違い

BIMIで使うマーク証明書には、商標登録済みロゴ向けの VMC(Verified Mark Certificate、認証マーク証明書) と、商標登録がなくても取得できる CMC(Common Mark Certificate、コモンマーク証明書) の2種類があります。価格はどちらも同額です。

項目 VMC(認証マーク証明書) CMC(コモンマーク証明書)
対応するマーク 登録商標/政府公認マーク 1年超の継続使用マーク(prior use mark)/登録商標を改変したマーク
Gmail 青チェック ○ 表示される(Google が明記) ロゴのみ(CMC で表示されるという記載は Google になし)
対応状況 Gmail・Apple Mail 等 Gmail が公式に対応を明記(Apple の CMC 対応可否は公開情報に明示なし)
必要要件 どちらも DMARC(p=quarantine 以上)+ DKIM + SPF + SVG Tiny P/S ロゴが必要(共通)
価格 同額(VMCCMC ともに同一料金)

商標登録済みのロゴをお持ちなら、Gmail の青チェックも付く VMC が有利です。商標登録がない場合でも、継続使用しているロゴで CMC を取得すればロゴ表示が可能です。

BIMIのメリット

BIMI対応しているメールクライアント

メールクライアント ロゴ表示の条件
Gmail 証明書必須(VMC または CMC)。DMARC は p=quarantine または p=reject。青色「認証済み」マークについて Google が明記しているのは VMC の場合のみです
Apple Mail(iOS 16 / macOS Ventura 以降) 証明書必須。Apple は「BIMI Evidence Document(例:VMC)の検証」を表示条件として挙げています(CMC を受け入れるかは Apple の公開情報では明示されていません)
Yahoo! Mail (米国) 証明書は不要(自己申告型で表示可)。Yahoo は「VMC を必須としていない」と明記。ただし DMARC(quarantine/reject)に加え、一定の配信量・レピュテーション・エンゲージメントが条件で、個人間メールではロゴを表示しません
Fastmail 証明書は任意(自己申告型で表示可)。Fastmail は VMC を Optional と明記しています
La Poste(フランス) 自己申告型も対象ですが、その場合はLa Poste への事前連絡・審査が必要とされています
Outlook / Microsoft 365 未対応。Microsoft は BIMI 標準への対応方針を示していますが、受信側でのロゴ表示は本ページ更新時点で提供されていません
Yahoo!メール(日本) 未対応。米国の Yahoo! Mail とは別サービスです

BIMI・VMC/CMCの導入に必要なもの

  1. ブランドロゴ(VMCは特許庁など公的機関での商標登録が必要商標登録がない場合は CMC で代替可=1年以上継続使用しているロゴ)
  2. SVG Tiny P/S 形式のロゴ画像(一般的なSVGとは異なる形式要件あり)
  3. DMARC の設定:DNSに DMARC TXTレコードを設定し、ポリシーを p=quarantine または p=reject にする
  4. マーク証明書(VMC または CMC)の取得:認証局がロゴと組織を審査して発行
  5. BIMI TXTレコードのDNS設定:取得したマーク証明書のURLを公開する

DMARCポリシーについて

DMARCはSPF・DKIMと組み合わせて使用するメール認証プロトコルです。
BIMI(VMC/CMCによるロゴ表示)を有効にするには、DMARCポリシーが以下の設定である必要があります:

DMARCポリシー BIMI利用 説明
p=none ✗ 不可 認証失敗メールを処理しない(監視モード)
p=quarantine ○ 可 認証失敗メールを迷惑メールフォルダへ
p=reject ○ 可(最も強固) 認証失敗メールを拒否

既にDMARCを設定していても、ポリシーが p=none のままではBIMIを有効にできません。
p=quarantine または p=reject に変更してください(変更前に影響範囲の確認を推奨します)。

BIMI DNS レコードの設定例

マーク証明書(VMC/CMC)取得後、以下のようなBIMI TXTレコードをDNSに追加します:

default._bimi.example.com. IN TXT "v=BIMI1; l=https://example.com/logo.svg; a=https://authority.digicert.com/vmc/example.pem"

ご注文

弊社ではデジサートの VMC(認証マーク証明書)・CMC(コモンマーク証明書)を販売しています。
VMC の対象は「登録商標と同一と認められるロゴ」のみです。文字が長いロゴに改行を入れただけでも「同一」と認められず、修正登録商標(Modified Registered Mark)と判定されて CMC の扱いになることがあります。商標出願は、メールで表示したいロゴそのままの形で行うことをおすすめします。
商標登録がない場合、または上記に当てはまる場合は CMC をご検討ください(商標登録なしでロゴを表示する方法)。

 

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