ページ更新日:2026/06/18
EV(Extended Validation)SSL 証明書 は、SSL 証明書のなかで 最も厳格な審査(CA/Browser Forum の EV Guidelines 準拠)を経て発行される X.509 形式の SSL/TLS サーバー証明書です。
組織の 法的実在性(Verified Legal Existence)・物理的実在性(Verified Physical Existence)・事業活動(Verified Operational Existence)・申請者の権限を詳細に確認するため、発行までに1〜2週間程度かかりますが、証明書 Subject に組織情報が含まれる 点で高い信頼性を示すことができます。
SSL証明書は認証レベルで DV(ドメイン認証)・OV(企業認証)・EV(厳格認証) の3種類に分かれます。
EV は最も厳格な審査(法的・物理的・事業実在性まで確認)で、発行に1〜2週間・費用も最上位ですが、証明書に組織情報が含まれ最も高い信頼性を示せます。DV はドメイン所有確認(DCV)のみ、OV はその中間に位置します。
3種類の審査内容・発行日数・含まれる情報・価格帯をまとめた比較表は SSL証明書の種類について(認証方法別:DV・OV・EV) をご覧ください。
EV証明書では、証明書の「Subject(主体者)」フィールドに、認証局が確認した法人の正式名称・所在地・国名が記録されます。
ユーザーはブラウザの証明書詳細から組織情報を確認できるため、サイトの運営組織の正当性を技術的に証明できます。
EV証明書は法人の実在確認が必須であるため、フィッシングサイトは取得できません。
ユーザーが証明書を確認することで、正規のサービスと偽サイトを見分ける手がかりになります。
金融機関・大手ECサイト・医療機関・上場企業など、高い信頼性が求められる組織がEV証明書を採用することで、
ユーザーに対して「正式に審査を受けた安心できるサービス」という印象を与えられます。
以前はブラウザのアドレスバーに組織名が緑色で表示される「グリーンバー」がありましたが、2019年ごろから主要ブラウザでは廃止されました。
現在は、鍵マーク(🔒)をクリックして証明書の詳細を開くと、「サブジェクト」欄に組織名・所在地・国コードが表示されます。
| 状況 | 推奨 |
| 法人サイト・ECサイトで組織名を証明書に表示したい | OV証明書(コストと信頼のバランス) |
| 金融機関・銀行・証券・決済サービス | EV証明書(フィッシング対策・高い信頼性) |
| 上場企業・官公庁・医療機関 | EV証明書(ブランド信頼性の担保) |
| コスト重視のスタートアップ・小規模法人 | OV証明書(審査あり・証明書に組織名記載) |
審査内容の詳細は デジサート EV証明書の審査について をご参照ください。
法人向けの詳細な選び方は 法人向けEV・OV証明書の選び方(金融・EC・官公庁向けガイド) もご参照ください。
OV証明書との比較は OV証明書(企業認証)とは?DVとの違い・審査手順・選び方 もご覧ください。