ページ更新日:2026/08/22
2026年以降、SSL証明書の最長有効期間が段階的に短縮され、2029年3月15日以降は47日になる予定です(有効期間短縮スケジュールの詳細)。
※ 47日は CA/Browser Forum の Baseline Requirements が定める上限(MUST NOT)です。BR は同時に推奨値(SHOULD NOT)として 199 / 99 / 46 日を定めており、DigiCert はこの推奨値に合わせて上限より1日短く発行します。
有効期限が短くなると、手動での更新・インストール作業が増加し、運用コストが大幅に上昇します。
このページでは、証明書の自動更新・自動発行の仕組みと、47日時代に向けた準備について解説します。
ACME(Automatic Certificate Management Environment)は、SSL証明書の申請・発行・更新・失効を自動化するためのプロトコルです。
RFC 8555として標準化されており、Let's Encryptが普及させました。商用認証局でも対応が進みつつありますが、対応状況は認証局・商品によって異なります(弊社ではACMEエンドポイントを提供していません。詳しくは後述)。
| クライアント | 対応OS | 特長 |
| Certbot | Linux / macOS | EFFが開発。最も広く使われる。Apache・Nginx向けプラグイン完備。Let's Encrypt公式推奨。 |
| acme.sh | Linux / macOS(シェルスクリプト) | 依存ライブラリなし。幅広いDNSプロバイダーのAPI対応。Docker環境にも向いている。 |
| win-acme | Windows Server | IIS向けのGUI/CLI両対応クライアント。Windows環境では最もポピュラー。 |
| Caddy | Linux / Windows / macOS | Webサーバー自体にACMEが組み込まれており、設定するだけで自動更新が有効になる。 |
| Traefik | Docker / Kubernetes | コンテナ・マイクロサービス環境向けリバースプロキシ。ACME自動更新内蔵。 |
| 項目 | Let's Encrypt(無料) | 商用証明書(DigiCert等) |
| 認証タイプ | DVのみ | DV・OV・EV |
| 有効期限 | 90日(自動更新前提) | 段階的に短縮中。2026年8月時点の DigiCert 実発行上限は199日(業界上限は200日)。2029年3月15日以降は業界上限47日/DigiCert 46日の見込み |
| 組織名の記載 | なし(DVのみ) | OV/EVで組織名を記載可能 |
| 保証・サポート | なし | あり(保証額・サポート窓口) |
| ACME自動化 | 完全対応 | 認証局・商品・販売経路によって異なる(弊社経由ではACMEエンドポイント提供なし。下記参照) |
| 向いている用途 | 個人サイト・開発環境・大量ドメイン管理 | 法人サイト・ECサイト・金融・官公庁 |
ACME は Let's Encrypt を中心に普及した仕組みで、商用の認証局がすべて対応しているわけではありません。
弊社では ACME エンドポイントを提供していません。
そのため RapidSSL・QuickSSL Premium・スタンダード・サーバID・トゥルービジネスID・Secure Site のいずれも、
弊社経由では certbot や acme.sh といった ACME クライアントからは取得できません。
※ 認証局が別の経路(法人向けプラットフォーム等)で ACME を提供している場合はありますが、弊社の販売経路とは別のお話です。
弊社では ACME の代わりに、次の2つを組み合わせて自動化していただく方式をご案内しています。
| 手段 | 内容 |
| 弊社 REST API | お客様のシステムから弊社APIを呼び出し、CSRの送付 → DCV確認 → 証明書取得までを自動化できます。新規注文・更新・再発行に対応し、複数ドメイン・複数サーバー環境の一括管理にも使えます。サンプルコードも公開しています。 |
| DNS認証(TXTレコード) | ドメイン確認(DCV)は更新・再発行のたびに必要ですが、DNS認証を選んで TXT レコードの書き込みを自動化すれば、確認作業まで含めて無人化できます。DNS API が使えるプロバイダーとの組み合わせが前提です。ワイルドカード証明書はファイル認証が使えないため、自動化するなら DNS 認証が最適です。 |
どの商品でどこまで自動化できるかは、各商品ページの「自動更新・運用自動化」もあわせてご確認ください。
例:RapidSSL の自動更新・運用自動化 / RapidSSL のよくある質問
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